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矯正歯科の期間はどのくらい?治療期間の目安や要因について


「歯並びが気になって矯正を考えているけど、どれくらい期間がかかるのかな?」と疑問に思っていませんか?


ここでは、矯正期間がどれくらいかかるのか、時間がかかる理由について知りたい人向けに、以下の内容を紹介しています。

  • 矯正期間の目安

  • 治療内容別でかかる矯正期間

  • 治療中はどのようなことをするのか?

  • 治療期間が伸びてしまう4つの要因

  • 矯正期間を短縮する3つのポイント

矯正にかかる期間について知りたい人は、最後まで読むことで目安が分かり、歯科医院へ相談してみようと思えるでしょう。ぜひ参考にしてください。



矯正期間は6カ月年~3年|治療内容や使用する装置によって異なる

歯の矯正にかかる期間は、およそ半年〜3年としている場合が多いです。

以下のような理由により、矯正期間に幅があると考えられます。

  • 元々の歯並びや噛み合わせの様子

  • 全体矯正か部分矯正か

  • 使用する装置

ここでは、全体矯正と部分矯正に詳しく解説していきます。

  • 全体矯正の目安は1~3年

  • 部分矯正の目安は2カ月~1年

全体矯正と部分矯正の特徴やメリットなどについて解説しますので、ご参照ください。


全体矯正|目安は1~3年

全体矯正とは、奥歯を含めた歯全体の矯正を指します。歯列矯正では、全体矯正を指す場合が多く、部分矯正よりも症例が多いです。

奥歯を動かすことができるため、比較的自由に歯が動かせるのが特徴です。全体矯正のメリット・デメリットを以下にまとめましたので、ご参照ください。

メリット

デメリット

  • 歯全体を矯正できる

  • 噛み合わせも矯正できる

  • 凹凸のある歯並びでも矯正可能

  • 矯正期間が長い

  • 費用が高額



部分矯正|目安は2カ月~1年

部分矯正とは、見える部分だけ矯正したり、今後の治療のために歯を数本動かしたりする目的で行われる矯正を指します。

動かす部分が少ないため、短期間で治療が終了する場合が多いのが特徴です。

歯を動かしたい部分に隙間がない場合、歯を削って隙間を作る治療が発生する場合があり、適応可能かどうかは、歯列の状態や、どのような歯並びを希望するかによって異なります。

部分矯正のメリット・デメリットをまとめた以下の表を、ご参照ください。

メリット

デメリット

  • 部分的に矯正できる

  • 治療期間が短くなる場合がある

  • 全体矯正と比較して費用が安くなる場合がある

  • 部分矯正が適応できるとは限らない

  • 歯を削って隙間を作る場合がある

  • 希望に沿った歯列にならない可能性がある


治療内容別!矯正にかかる期間の目安

歯科矯正の治療には、主に以下の3種類があり、それぞれで矯正にかかる期間が異なります。

  • 表側ワイヤー矯正|2カ月~3年

  • 裏側ワイヤー矯正|5カ月~3年

  • マウスピース矯正|6カ月~3年

なぜ矯正期間がことなるのか、どのような治療なのか、メリット・デメリットについて解説します。


表側ワイヤー矯正|2カ月~3年

表側ワイヤー矯正とは、歯の表側(口を開けると見える部分)にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法を指します。

歯科矯正の代表的な治療方法であり、歴史や治療実績も数多くあることから、どこの歯科医院でも一般的に行われていると言えます。


表側矯正のメリット・デメリット、また先述した全体矯正と部分矯正について表にまとめたものを参照ください。

全体矯正

部分矯正

矯正期間

1~3年

2カ月~1年

メリット

デメリット

  • 一般的な矯正方法であり、対応している歯科医院が多い

  • 歯を大きく移動しなければならない矯正でも対応できる

  • 取り外し不可のためセルフメンテナンスは不要

  • 矯正装置が目立つ

  • 装置が外れた場合、受診が必要

  • ワイヤーや金属部分が当たると痛みを感じる場合がある

  • 歯みがきが不十分だと虫歯になりやすい

表側のワイヤー矯正は、全体か部分かによって矯正期間が変わってきます。

また、一般的な矯正方法であり、凹凸の激しい歯並びでも矯正可能なことが多いことから、矯正治療に関する汎用性が高いと言えるでしょう。


一方で、矯正期間は装置が目立つことから、見た目が気になることや、装置が当たると痛みを感じるなどのデメリットもあります。


矯正期間中に注意することを歯科医師に確認し、注意しながら生活しなければなりません。



裏側ワイヤー矯正|5カ月~3年

裏側ワイヤー矯正とは、表側とは反対に歯の裏側にブラケットやワイヤーを装着して矯正治療することを指します。


表側と異なり、装置自体が歯の裏側になることから目立ちにくく、見た目を気にしなくてよいところが最大の特徴と言えるでしょう。


裏側ワイヤー矯正の全体と部分矯正の治療期間やメリット・デメリットをまとめた以下の表を参照ください。

​全体矯正

部分矯正

矯正期間

2~3年

5カ月~1年

メリット

デメリット

  • 矯正装置が目立たない

  • 歯の表面を傷つける心配がない

  • 装置が舌に当たることで活舌が悪くなることがある

  • 食べ物が装置に付着しやすい

  • 表側矯正より費用が高い

  • 表側矯正より治療期間が長くなる

同じワイヤー矯正でも、表側と裏側でメリット・デメリットが異なります。特に裏側矯正は、見えにくい部分に装置を取りつけなければならないため、歯科医師の高い技術力が求められます。


接客業で矯正装置が見えるのが気になる人には、裏側矯正がおすすめです。



マウスピース矯正|6カ月~3年

マウスピース矯正とは、自分の歯型に合ったマウスピースを作成し、少しずつ歯並びを治していく矯正方法を指します。

ワイヤー矯正との最大の違いは、装置の取り外しが可能なことです。

透明の合成樹脂で作られているため、目立ちにくいのも特徴のひとつです。


マウスピース矯正のメリット・デメリットをまとめた以下の表を参照ください。

メリット

​デメリット

  • 透明な装置で目立ちにくい

  • 取り外し可能で衛生的

  • 通院間隔が長い

  • 金属アレルギーの人でも適応される

  • 装着時間を守らないと効果が得られない

  • マウスピースの手入れを自分でしなければならない

  • すべての歯並びの矯正に適用されるとは限らない

手軽にできるマウスピース矯正は、目立ちにくいだけでなく、通院間隔もワイヤー矯正と比較すると長いです。

ワイヤー矯正の通院間隔は、1カ月に1回としている場合が多い一方で、マウスピース矯正は1〜3カ月に1回としているところが多いです。


しかし、大きく歯を移動しなければならない矯正や、噛み合わせが悪い場合など、マウスピース矯正が適用されない場合も考えられます。


歯科医師と相談して、自分に合った矯正方法を選択しましょう。



治療期間に行われる6つの治療内容について解説

治療期間中はどのようなことが行われているのか、以下の項目に分けて具体的に解説します。

  • カウンセリング

  • 精密検査

  • 必要があれば治療(1カ月程度)

  • 装置を作成・矯正開始(2カ月~3年)

  • 定期通院(1カ月に1回)

  • 保定期間(矯正にかかった期間分)

矯正装置を装着している期間以外にも様々な工程があるため、時間がかかります。

中でも保定期間は、矯正装置を付けていた期間と同じ程度時間がかかるため、長期に渡って矯正期間が必要になってくると言えるでしょう。


カウンセリング

カウンセリングでは、治療方針を決めるために以下のようなことを聞かれるため、事前に考えておくとスムーズに進みます。

  • 希望する歯並び(どこをどのような形に矯正したいのか)

  • 希望する治療方法(ワイヤーかマウスピースか)

  • 治療の流れや期間

  • 費用

まずは自分がどのような歯並びを希望するのかを伝えましょう。希望に沿った治療を行っていきますが、場合によっては治療方法が自分の希望するものでは適用されないこともあるため、歯科医師とよく相談するのがおすすめです。


また、矯正治療は基本的に保険適用外であるため、費用が高額になります。費用の目安もしっかり確認しておきましょう。


カウンセリングは無料で行っている歯科医院もあるため、矯正について話だけ聞いてみたいと考えている人でも利用しやすいです。



精密検査

矯正すると決めたら、口の中の状態を詳しく検査します。具体的にどのような検査が行われるかは、以下を参照ください。

検査項目

検査する目的

歯型採取

  • 歯の大きさや噛み合わせを確認するため

  • 全体の歯並びが確認でき、矯正が必要な部分が明確に分かる

虫歯や歯周病の有無

  • 虫歯や歯周病の有無を確認し、異常がある場合は矯正の前に治療するため

  • 矯正後は歯並びや噛み合わせが変化するため、虫歯の治療後の歯並びを基準に矯正を始めた方が後々のトラブルを予防するため

​​レントゲン撮影

  • パノラマレントゲン:歯の根の長さや状態、親しらずの有無、顎の関節の変形などを確認するため

  • セファロレントゲン:骨格や顎の関節の状態を詳しく見るため

CT検査

  • 顎の関節や歯の根の形を確認するため

  • 矯正中に顎の骨に負担をかけたり、歯の根が露出したりするのを予防するため

口の中の写真撮影

  • 矯正前の見た目を確認するため

  • 矯正治療中の定期通院でも撮影し、歯の動きや噛み合わせを確認するため

上記の検査を経て、自分の歯や顎の状態から矯正方法を決め、具体的な治療方針を固めていきます。


必要があれば治療(1カ月程度)

精密検査にて、虫歯や歯周病が発見された場合は、矯正に入る前に治療をします。

虫歯や歯周病がある状態で矯正を開始し、完了後に虫歯の治療を行うと、予定外の隙間ができてしまったり、歯並びに変化を及ぼしたりする可能性があるからです。


虫歯や歯周病の治療を終えた歯の状態で、矯正を開始するのが望ましいでしょう。

初期虫歯の場合は、様子をみることもあるため状態に応じて、歯科医師と相談のうえ、進めていきましょう。


装置を作成・矯正開始(1カ月程度)

希望の矯正装置を作成し、装着が開始されます。

ワイヤー矯正の場合は、ブラケットとワイヤーを装着するのに2〜3回通院が必要です。

マウスピース矯正の場合は、歯型を採取してから樹脂製のマウスピースを作成するのに1カ月程度かかる場合があります。


実際に矯正装置をつけて治療を開始するまでに、いずれも1カ月程度かかると考えましょう。

矯正開始後、経過を見ながら装着期間を検討していきます。


定期通院(1カ月に1回)

矯正装置を装着し、治療開始後は定期通院が始まります。ワイヤー矯正、マウスピース矯正で通院間隔が異なる場合が多いです。

定期通院では何をするのか、以下を参照ください。

ワイヤー矯正

​マウスピース矯正

通院間隔

1カ月に1回

1~3カ月に1回

定期通院でやること

​歯の動きを確認

  • 動いた歯に合わせてワイヤーを調整

  • 歯の状態の写真撮影

  • 歯のクリーニング

  • 歯の動きを確認

  • 歯の状態の写真撮影

  • 歯のクリーニング

  • マウスピースが適切に装着できているか確認

定期通院で行われる内容は、ワイヤー矯正もマウスピース矯正も大きく変わりません。

歯の動き具合を見ながら、装置の調整をしていきます。

マウスピース矯正の場合は、矯正開始時に装置がすべて手元にあるため、自分で定期的に交換して矯正を進められるため、通院頻度が少なく済みます。


保定期間(矯正にかかった期間と同程度)

保定期間とは、動かした歯が元の位置に戻らないように安定させるための期間を指します。

リテーナーとよばれる保定装置を、矯正にかかった期間と同程度装着する場合が多いです。例えば、矯正装置を付けていた期間が1年であれば、保定期間も1年かかると考えておきましょう。

リテーナーとは、取り外し可能な装置であることが多く、樹脂製のものや樹脂とワイヤーが組み合わさったものなど、歯の状態に合わせて適用されます。装置の装着時間は、保定開始当初で20時間以上、以降は状態に合わせて少しずつ短縮されます。

通院頻度に関しては、3カ月に1回、6カ月に1回など、間隔が伸びていきます。リテーナーの装着時間を守らないと、歯が元の位置に戻ろうとしてしまい、矯正していた期間が台無しになってしまうため、自己管理が重要です。



矯正に長期間かかってしまう4つの要因

これまで矯正にかかる期間の目安をお伝えしてきましたが、あくまで目安であり、以下の要因があれば更に矯正期間が延長することも考えられます。

  • 虫歯や歯周病により矯正装置を付ける前の治療に時間がかかっている

  • 歯並びや噛み合わせが極端に悪い

  • 矯正装置がはずれる・装着時間が短い

  • 通院のタイミングが合わず間隔が空いてしまう

それぞれについて、詳しく解説します。


虫歯や歯周病により矯正装置を付ける前の治療に時間がかかっている

進行した虫歯や歯周病は治すのに時間がかかります。

虫歯で歯を削ったり、神経を抜いたりする場合は、2〜3カ月かかることもあるでしょう。


治療完了後に、矯正の準備に取りかかるため矯正期間が長く感じます。


歯並びや噛み合わせが極端に悪い

元の歯並びや噛み合わせが悪いと、動かす歯が多かったり、大きく動かしたりすることで矯正期間が長くなりがちです。


歯科医師は、歯並びや噛み合わせを見て、矯正にかかる期間を予想します。

また、年齢や骨の代謝によって歯の動きやすさは左右されるため、矯正にかかる期間も異なってきます。


矯正装置がはずれる・装着時間が短い

ワイヤー矯正の場合、ワイヤーやブラケットが外れてしまう可能性があります。万が一、外れてしまった場合は、次の定期受診を待たず早めに受診して歯科医師に再度装着してもらいましょう。

長期間、装置が外れたままにしておくと矯正が進まず期間が伸びる可能性があるためです。

また、マウスピース矯正は自分で取り外しが可能なため、装着時間の厳守は自分自身で管理しなければなりません。

1日20時間以上装着していなくてはならないことや、食後歯みがきをしてから装着するなど、手間がかかることもあるため、装着時間が短くなってしまうときも考えられます。

装着時間が短い場合は、矯正している時間が短いことになり、予定の期間より長く矯正しなければならない可能性があります。


装着時間はしっかり守るようにしましょう。


通院のタイミングが合わず間隔が空いてしまう

学校や仕事の都合で受診の予約が取れず、通院の間隔が空いてしまうと、矯正装置の調整ができず、歯が動かせません。


事前に通院が難しい期間があると分かっている場合は、歯科医師と相談して矯正方法を変更したり、通院間隔の調整をするなど、工夫できることもあります。


矯正期間が伸びてしまう前に、事前に相談しましょう。



矯正期間を短縮する3つのポイント

矯正装置は、口の中に違和感があり、矯正期間中は定期的に通院も必要であり、なるべく短期間で終えたいところです。

歯科医師の指示を守ることはもちろん、以下のポイントを意識して日常生活に気を付けましょう。

  • 歯みがきをしっかり行い歯のトラブルを予防する

  • 通院の時間を確保する

  • 装置を装着している時間を守る


歯みがきをしっかり行い歯のトラブルを予防する

矯正装置がついていると、歯みがきが行き届かず矯正期間中に新しい虫歯ができてしまう可能性があります。


装置を付ける際、歯科衛生士から歯みがきの方法や注意点の説明があります。虫歯を予防するのは、歯みがきのみであるため、トラブルを回避するためにしっかり歯みがきをしましょう。


通院の時間を確保する

矯正期間は定期的に通院が必要であり、矯正装置を少しずつ調整しながら進めていくため、重要です。


学校や仕事で忙しく、通院する時間がないこともありますが、計画通り矯正を進めるためにも通院の時間を確保し、決められた間隔で通院しましょう。


装置を装着している時間を守る

特にマウスピース矯正は、取り外し可能であることから、装着するかしないかは自分次第になってしまいます。

マウスピースの装着時間は、1日20時間以上と長時間と言えます。また、食後は歯みがきをしてから装着したり、マウスピースの衛生を保つために洗浄しなければならなかったり、メンテナンスが必要なのが難点です。


矯正期間を短縮できるかは、自己管理が重要となるため、マウスピース矯正の場合は装着時間を厳守するように意識しましょう。



治療期間の目安を参考に適切なタイミングで矯正を始めよう

歯列矯正にかかる治療期間の目安について解説してきました。今回ご紹介した期間は目安であり、以下の条件により左右されるため、注意しましょう。

  • 装置の種類(ワイヤーかマウスピースか)

  • 矯正する範囲(全体か部分か)

  • 元の口の中の状態(虫歯や歯周病の有無、歯並び、噛み合わせ)

歯科医師と相談しながら適切に矯正を進めていきましょう。



 


【参考サイトURL】

【大人からでも遅くない!】歯の矯正期間はどれくらい必要?主な治療法別の平均期間


歯列矯正の期間はどれくらい?4つの治療法や期間を延ばさないコツを解説


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